母になる、6話で麻子の壮絶な過去が明るみに出ました。そして4人目の母とも言える麻子の母が毒母だと話題になっていました。麻子へ自分の価値観を押しつける母。その毒母っぷりの手紙内容をまとめました。
もくじ
「母になる」麻子(小池栄子)の母が書く手紙
麻子は、東京の会社へ就職。長野に住んでいる母は、野菜などの食べ物を段ボールに詰めて送ってくれていた。その中にはいつも麻子を心配する手紙が入っていた。
「母になる」麻子の母の手紙①
麻子、どうしていますか。
季節の変わり目に風邪などひいていませんか。
無駄遣いしていませんか。
しっかりと気を引き締め、真面目に、一生懸命暮らしていますか
結婚を考えている人がいるという、嬉しい報告があってから、随分経ちますがその後どうなりましたか。結婚はまだですか。
お母さんは先日受けた精密検査の結果が出ました。
病気は進行していて、もう食い止めることが出来ないというくらい広がって居るとお医者様から言われました。麻子の事だけが心配です。早く幸せな家庭を築いて欲しいと思っています。
色々と忙しく生活していることと思いますが、計画性をもって人生を歩んでいって下さいね。
身体に気を付けて。また荷物送ります。
母より。
「母になる」麻子の母の手紙②
麻子
結婚はどうなったの。
お母さんのために結婚の話を進めているといってくれましたよね。
女性の幸せは何と言っても結婚、出産です。はやく結婚して出産して、可愛い赤ちゃんを可愛い孫を見せて下さい。
お母さんはもう、あなたの結婚と出産だけが生きがいです。
「結婚はしなくてもいいから子どもだけは産んでみたい」という女性がふえている。そんな記事がありました。
結婚にはタイムリミットはありません。
でも出産となるとそうわいかないわ。いつか子どもは産んでみたいと、少しでもそんな気持ちを持っているなら、そのいつかはあっというまに過ぎていきます。
女性にはタイムリミットがあるの。急いで、早く。お母さんに孫を抱かせて。
他にはもう何も望みません。だたそれだけ。
せめてもの親孝行を、あなたを一生懸命育てたお母さんに可愛い孫をお願いします。
「母になる」麻子の母の手紙③
麻子
いつになったら孫が抱けますか?女性にはタイムリミットがあるって言ったでしょう。後になって産みたかったと悔やんでも遅いのよ。
こればっかりは取り返しがつきません。
今のうちに産まなきゃ、
産めるうちに産まなきゃ、
女性として生きてるからには一度は産まなきゃ
麻子、
どうしてあなたは、お母さんの望む人生を歩いてくれなかったの?
「母になる」麻子(小池栄子)の母が毒親?
毒親とは?
子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を指す俗語。米国の精神医学者スーザン・フォワードによる書籍『毒になる親』から派生した造語で、同書の邦訳版が1999年に出版されて以降、広く知られるようになった。子どもへの暴力的・性的な虐待や育児放棄だけでなく、精神的な虐待や過度な干渉も毒親の特徴とされる。毒親による歪んだ親子関係は子どもに深刻な心的外傷を与え、その影響で成人後も対人関係に問題を抱えたり、依存症に陥ったりして苦しむケースも少なくない。
引用元:知恵蔵mini
麻子は、手を洗いすぎる潔癖症になっていました。麻子は母の言うとおりの良い子にならなければいけなかった。母の思い描くような人生を歩まなければならなかった。
母の幸せが自分の幸せと思い込まされていたんですね。
だからといって広をいつまでも自分のもとにおいておいて良いとは思えませんが。
4人目の母は、母で困った人ですね。幸せは、個人個人が自分の価値観で見つけていく物なんだと思います。誰が幸せを決めるかって、親でも母でも無い。自分自身なんだと思います。
「母になる」麻子(小池栄子)の母は、毒親?感想
女の幸せ=結婚・出産
今の世の中には、あわない固まった考え方です。男は仕事、女は家庭を守る。そういう世の中ではないですからね、、。
変わっていく時代によって、考え方や価値観も変わっていく。
その時その時の時代の考え方に変えていける、頭の柔らかさを持てていない人は、麻子の母に限らずいたりしませんか?
その人の性格と言えばそれでお終いなのですが、人間どこかで自分は正しいって思って生きてるんですよ。うーん自分を正当化して生きているというか。
正しい道を歩きたいと思っているから、周りに、自分の考えが間違ってないか、意見を求める。たいがい自分の中に答えはあって、それで良いよ。って背中をおして欲しかったりする。
だから麻子は、木野(中島裕翔さん)から言われた、「あなたは間違ったことをした。けれどあなただけが悪いわけじゃ無い。」そう言われて、救われたので無いかと思います。
子どもに期待するのは分かります。けれど自分の理想の幸せ通りに子どもが歩まなかったのは、勝手な期待をしている方もいけないと思います。
母なら、子どもが幸せに感じていることは何なんだろうか?と一生懸命に考えてあげて欲しいです。
母が思う幸せ=子どもが思う幸せ ではありません。
特に娘は、母の考えに答えようと一生懸命になります。そして母の求める娘になれないと自分を責めることがあります。
それはお母さんが大好きだから。大好きなお母さんの好きな娘になろうと頑張るんです。本当のことを胸にしまってしまうようになるんです。
「母になる」の麻子(小池栄子さん)と同じような経験を娘がしたら、
結婚を考えていた人にだまされたのだと知ったら、
責めること無く、”辛かったね”、”思いっきり泣いていいよ”
そう優しい言葉をかけてあげられる母になれるよう、自分自身、心の余裕を持ちたいと思いました。
麻子の母の手紙を聞いて一つ共感できたことがありました。それは自身が後悔して思い知らされたことです。こちらの記事に書きました→麻子の母に一つだけ共感できたこと